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早稲田アカデミー小5理科|練成問題集のカリキュラムと勉強法

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早稲田アカデミー小5理科

早稲田アカデミー小5理科の練成問題集とは

小5の練成問題集は、予習シリーズで学んだ内容を、十分な問題量で反復しながら自力で使える知識へ変える教材です。

小5理科では、天体、気象、植物、水溶液、気体の発生、てこ、輪軸、電気など、中学入試につながる重要単元を本格的に学びます。授業を聞いて理解しただけでは、図やグラフを読み取り、条件を整理して答えを出すところまでは定着しません。

練成問題集では、基本知識の確認から基本問題、練習問題へ段階的に進みます。難問へ急ぐのではなく、典型問題を繰り返して「見たことがある」から「自力で解ける」へ進むことが大切です。

このページでわかること

  • 小5練成問題集の役割と予習シリーズとの関係
  • 上巻・下巻で特に注意したい重要単元
  • 天秤法、ちょうどの式、比例配分などの木ノ下メソッド
  • 生徒が失点しやすいポイント
  • 家庭学習での優先順位と解き直し方

予習シリーズとの関係

早稲田アカデミー小5理科のカリキュラムは、予習シリーズに準拠しています。まず授業と予習シリーズで単元の内容を理解し、その後に練成問題集を使って知識と解法を定着させます。

練成問題集は、予習シリーズの説明を読まずに単独で先へ進める教材ではありません。解き方が分からないときは解答を覚えるのではなく、予習シリーズや授業ノートへ戻って「なぜその式や考え方を使うのか」を確認してください。

年間の学習内容を確認するときは、予習シリーズ小5理科のカリキュラムと勉強法もあわせてご覧ください。

小5で扱う重要分野

物理分野

物のあたたまり方、音、てこ、輪軸、滑車、ばね、電気回路などを学びます。計算だけで押し切ろうとせず、力の向きや回路のつながりを図に書き込むことが重要です。

化学分野

水溶液の濃さ、気体の発生、中和、金属の燃焼などを学びます。割合や比例の計算が増えるため、最初に基準となる状態を整理する習慣が必要です。

生物分野

植物の成長・分類、種子、根に養分を蓄える植物、昆虫の成長や冬越しなどを扱います。単なる丸暗記ではなく、分類の基準と例外を分けて覚えます。

地学分野

天体の動き、気象、前線、火山、地層、断層などを学びます。図やグラフの読み取りと、目に見えない動きを自分の手で再現することが理解につながります。

練成問題集で使う具体的な木ノ下メソッド

天秤法、ちょうどの式、比例配分などは、問題を処理するための具体的な解法です。本サイトでは、これらを木ノ下メソッドとして整理しています。一方、どの解法を使うか判断するまでの思考手順が木ノ下FIVEです。

40件の授業解説を分析すると、同じ考え方が複数の単元で繰り返し使われています。単元ごとに別の解法を覚えるのではなく、共通する考え方を道具として身につけましょう。

メソッド 最初に扱う教材 繰り返し・発展
天秤法 上3「もののあたたまり方」 上12「水溶液の濃さ」→下5の総合問題
ちょうどの式 上16「気体の発生」 上17のグラフ、下3「中和」→下7「金属の燃焼」
距離の逆比による比例配分 上8「てこと輪軸」 下2「てこ・滑車・輪軸」や重心の計算

教材の回数表記は、今回分析した小5練成問題集の講義データに基づきます。年度によって教材構成や回数名が変わる場合は、手元の教材と校舎の指示を優先してください。

天秤法|濃さと温度を同じ考え方で解く

天秤法は、濃度の異なる水溶液や温度の異なる水を混ぜるときに使う割合計算です。数直線上に濃度や温度を置き、混ぜる量の比と反対になるように差を配分します。

水溶液の濃さと熱量計算は、どちらも「量」と「濃度・温度」を混ぜる同じ構造です。別々の公式として暗記せず、一つの考え方として使えるようにします。

複雑な方程式や分数をできるだけ避け、図と比で整理するため、計算の途中を確認しやすく、ミスも減らせます。

ちょうどの式|化学計算は最初に基準を書く

気体の発生や中和では、いきなり比例式を立てません。まずグラフの折れ目や表から、2つの物質が過不足なく反応する「ちょうど」の量を書き出します。

  1. 過不足なく反応する基準量を「ちょうどの式」として書く
  2. 問題文の2つの量が、それぞれ基準の何倍かを調べる
  3. 倍率が小さい方を、不足して先になくなる物質と判断する
  4. 不足する方の倍率に合わせて、生成物や残る物質を計算する

基準を先に作ることで、「どちらに合わせて計算するのか」という混乱を防ぎます。この考え方は気体の発生から中和、金属の燃焼へと発展していきます。

比例配分|間に挟まれた重りは距離の逆比

両端をばねばかりなどで支えた棒では、間にある重りを左右の支えへ比例配分して考えると速く解けます。重りから左右の支点までの距離がA:Bなら、左右にかかる力は逆のB:Aです。

複雑なモーメントの式を毎回立てる前に、距離の逆比で分けられないかを確認します。ただし、棒自身の重さがある問題では、棒の重心に下向きの力を書き忘れてはいけません。

力学は必ず図と力の矢印を書く

てこ、輪軸、滑車、ばね、浮力では、頭の中だけで処理しないことが基本です。

  • 上向き・下向きの力をすべて矢印で書く
  • 棒自身の重さがあるかを最初に確認する
  • 分からない力が2か所あるときは、一方を支点にして消去する
  • 回転の釣り合いだけでなく、上向きの力の合計と下向きの力の合計も確認する

木ノ下メソッドでは、計算を始める前に状況を視覚化します。式の数を増やすより、必要な情報を図に集める方が速く正確です。

電気回路は「ショート消し」で単純化する

スイッチが複数ある回路では、抵抗のない導線と並列になった豆電球など、電流が流れない部分が生じます。複雑な図をそのまま眺めず、電流が通らない道を図の上で消し、残った回路を直列・並列に整理します。

「関係ないところは消してしまう」という発想で、どの豆電球が光るか、回路全体の抵抗がどうなるかを判断しやすくします。

地学は手を動かして理解する

鉛筆を使った断層判別法

断層の押す力・引く力を丸暗記するのではなく、断層線に沿って鉛筆を置き、指で横から押したり引いたりして、図と同じずれ方を再現します。手を動かすことで、正断層・逆断層の判断を体感的に行えます。

マグマは醤油とマヨネーズで考える

粘り気の弱いマグマは「醤油」のように広がりやすく、黒っぽく平らな形をつくります。粘り気の強いマグマは「マヨネーズ」のように盛り上がりやすく、白っぽくこんもりした形をつくります。

寒冷前線は「寒いと痛いから三角形」

寒冷前線は、寒い、痛い、チクチクする、という連想で三角形の記号につなげます。記号だけを丸暗記するよりも思い出しやすくなります。

生物の暗記は分類と語呂合わせを使う

  • 豪華法:ゴマ・オシロイバナ・カキ・ホウレンソウ。双子葉植物で有胚乳種子となる例外を整理します。
  • さなぎの揚げ門:アゲハ・モンシロチョウはさなぎで冬越しします。
  • 卵で冬越し「帯カマコ」:オビカレハ・カマキリ・コオロギをまとめます。
  • やまださつじん:ヤマノイモ・ダリア・ゴボウ・ダイコン・サツマイモ・ニンジンなど、根に養分を蓄える植物を整理します。

語呂合わせは、分類の意味を理解したあとに、例外や具体例を忘れないための道具として使います。

小5が失点しやすいポイント

  • 気体の発生・中和:どちらの薬品に合わせるか分からない。先に「ちょうどの式」を書き、倍率が小さい方に合わせます。
  • 音の反射:音が往復することを忘れる。壁や海底までの距離は、音が進んだ全距離の半分です。
  • ばね:両側から引く力を単純に足してしまう。ばねに実際にかかる張力を矢印で確認します。
  • てこ:棒の重さを入れ忘れる。最初に重心へ下向きの矢印を書きます。
  • 電気回路:ショートした部分も回路に含めてしまう。電流が流れない道を先に消します。

家庭学習での進め方

  1. 予習シリーズと授業ノートを読み直す
    単元の原理と重要語句を確認します。
  2. トレーニングで知識の穴を見つける
    迷った問題には印をつけ、説明へ戻ります。
  3. 基本問題を図や途中式つきで解く
    正解だけでなく、再現できる解き方になっているかを確認します。
  4. 基本問題が安定してから練習問題へ進む
    難問を解くことより、典型問題を自力で処理できることを優先します。
  5. 間違いを原因別に分ける
    知識不足、条件の読み落とし、図の不足、計算ミスのどれかを記録します。
  6. 日を空けて解き直す
    解説を覚えているだけではなく、白紙から同じ手順を再現できるか確認します。

木ノ下FIVEで練成問題集を解く

木ノ下FIVEは、初見問題を「見る・認識する・つなげる・整理する・解く」の5段階で考える思考手順です。天秤法やちょうどの式などの木ノ下メソッドを、いつ、どのように使うか判断する役割があります。

  1. 見る:問題文、図、表、グラフ、数値、単位を確認します。
  2. 認識する:水溶液の混合、化学反応の過不足、両端で支えるてこなど、問題の型を見抜きます。
  3. つなげる:認識した型を、天秤法、ちょうどの式、比例配分、ショート消しなどの既習解法と結びつけます。
  4. 整理する:数直線、基準の式、力の矢印、単純化した回路など、解ける形へ情報を書き換えます。
  5. 解く:選んだ木ノ下メソッドを使って計算・作図・選択へ進みます。

木ノ下FIVEは思考の順序、木ノ下メソッドは具体的な解法です。解法だけを覚えるのではなく、どの情報を見て、その解法を選んだのかまで説明できるようにしてください。

木ノ下翔からのアドバイス

小5理科で大切なのは、難しい問題を早く解くことではありません。基本知識を正確に覚え、図や基準を書き、典型問題を同じ手順で解ける状態にすることです。

練成問題集には、基本を繰り返すための問題量があります。解いたページ数ではなく、天秤法やちょうどの式、力の矢印などを自分で再現できるようになったかを基準にしてください。その積み重ねが、小6の総合問題と入試問題を解く力になります。

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