予習シリーズ小5下理科のカリキュラムを徹底分析
入試重要単元が本格化する学び方
予習シリーズ小5下理科では、中学受験に向けて重要となる単元を、より本格的に学んでいきます。
小5上でも物理・化学・地学の重要単元が登場しましたが、小5下ではさらに、てこ・滑車・浮力・電流・中和・燃焼・地層・地震・太陽の動きなど、入試頻出単元が続きます。
どれも中学入試で差がつきやすい内容ばかりです。
この時期は、知識を覚えるだけではなく、図を描いて整理すること、条件を比で考えること、グラフや表を読んで処理することが求められるようになります。
この記事では、予習シリーズ小5下理科で学ぶ内容を、生物・物理・化学・地学の4分野に分けて整理しながら、家庭学習で意識したいポイントまで詳しく解説します。
この記事でわかること
・予習シリーズ小5下理科で学ぶ内容
・4分野それぞれの特徴
・小5下で特に意識したいこと
・家庭学習で意識したいこと
・演習問題集との付き合い方
予習シリーズ小5下理科とは
予習シリーズ小5下理科では、中学受験に向けて重要となる単元を、より本格的に学んでいきます。
小5上で学んだ内容を土台にしながら、小5下では、入試で頻出となる単元をさらに深く扱っていきます。
知識を整理するだけではなく、自分で図を書き、条件を整理し、基本パターンを使えるようにしていくことが求められる時期です。
予習シリーズ小5下理科で学ぶ内容
※第5回、第10回、第15回、第19回は、それまでの内容を復習する総合回のため除いています。
🌿生物
植物や動物、人体を単に覚えるだけでなく、生き物どうしのつながりや、体のはたらきまで含めて学んでいきます。
第1回 生物のつながり
第4回 ヒトと動物の消化・吸収
第6回 ヒトと動物の呼吸・循環
第13回 生命の誕生
木ノ下翔のワンポイント
小5下の生物分野では、単なる暗記にとどまらず、「それぞれのはたらきがどのようにつながっているか」を理解することが大切になります。
特に人体分野は、消化・吸収、呼吸、血液の循環が別々の知識ではなく、体の中でつながってはたらいていることを意識しながら学びましょう。
また、「生物のつながり」や「生命の誕生」は、言葉だけで覚えようとすると整理しにくい単元です。図や流れと結びつけながら、「何がどうつながっているのか」を意識して学ぶことがポイントです。
🧲物理
小5下で特に存在感が大きいのが物理分野です。
てこ・滑車・輪軸・ばね・浮力・圧力・光・音・電流・磁界と、入試でも頻出の単元がまとまって登場します。
第2回 てこ・滑車・輪軸
第8回 ばね・浮力・圧力
第11回 光と音
第14回 電流と抵抗
第16回 電流と磁界
木ノ下翔のワンポイント
小5下の物理は、入試で差がつく単元が一気にそろう時期です。
てこ・滑車・輪軸、ばね・浮力・圧力、電流と抵抗などは、解き方を何となく覚えただけでは通用しません。大事なのは、「どこに注目するのか」「何を図に書くのか」「どの条件を使うのか」を自分で判断できるようになることです。
物理が苦手な子ほど、頭の中だけで処理しようとして止まってしまいます。図を書く、力の向きを入れる、条件を整理する。この手順を毎回きちんと踏むことが、後の総合問題や入試問題につながっていきます。
🧪化学
化学分野では、中和や燃焼など、計算や条件整理を必要とする重要単元を学びます。
第3回 水溶液の中和
第7回 物の燃焼
木ノ下翔のワンポイント
小5下の化学は、暗記だけで乗り切ろうとすると苦しくなる単元です。
特に中和は、「何と何が反応しているのか」「どこでちょうど反応しているのか」を自分で整理できるかどうかが勝負になります。ここを何となく処理してしまう子は多いのですが、表やグラフのどこが切り替わりのポイントなのかをしっかり見つける練習が必要です。
燃焼も同じで、ただ「酸素が使われる」と覚えるだけでは足りません。何が減って、何が増えて、なぜそうなるのかを言葉で説明できるようにしておきたいところです。化学は知識分野に見えて、実はかなり整理力が問われる分野だと思っておきましょう。
🌍地学
地層・火山・地震・太陽の動きなど、典型知識と考察の両方が必要な単元を扱います。
第9回 流水と地層
第12回 火山と地震
第17回 太陽の動き
第18回 太陽と地球
木ノ下翔のワンポイント
地学は、覚えることが多いように見えて、実は「図で考えられるかどうか」で差がつく分野です。
地層や地震の問題では、文章を読んだだけで何となくわかった気になる子が多いのですが、実際には断面図や位置関係を自分で整理できないと手が止まります。太陽の動きや地球との関係も同じで、頭の中だけで処理しようとすると、方角や位置関係がすぐにあいまいになります。
地学が苦手な子ほど、知識を増やす前に、まず図を書くことを徹底した方がいいです。知識を点で覚えるのではなく、現象のイメージと結びつけながら固めていきましょう。
予習シリーズ小5下の特徴
小5下の大きな特徴は、入試に直結する重要単元が連続することです。
小4や小5上では、理科の全体像を広げたり、典型的な考え方を学んだりする意味合いも強くありました。
一方で小5下は、入試で実際に差がつく単元を、より深く扱う時期に入っていきます。
特に物理分野では、
・どこがつり合っているか
・どの力を図に書き込むか
・どの比を使えばよいか
・何を基準に考えるか
といった判断が必要になります。
また、化学分野でも、中和や燃焼の問題では、単純な暗記だけでは対応できません。
表やグラフを見ながら、「どこがちょうど反応しているのか」「何が余っているのか」を整理する力が必要です。
小5下理科で特に意識したいこと
小5下理科で特に意識したいのは、「わかったつもり」で先に進まないことです。
・図を書いて考えること
・条件整理を雑にしないこと
・小5のうちに基本パターンを固めること
この3つを意識して進めると、小6以降の学習がかなり安定します。
家庭学習で意識したいこと
小5下では、量をこなすこと以上に、重要単元の理解を自分のものにしていくことが大切です。
・授業後に内容を確認する
・図や表を自分で書き直してみる
・確認問題や練習問題で理解度を確かめる
・あいまいな単元はその週のうちに戻る
特に物理と化学では、「解説を聞いてわかった」と「自分で解ける」の間に差が出やすいので、必ず自力でやり直す時間を作りましょう。
演習問題集との付き合い方
予習シリーズ本体は、中学受験理科の学習内容を体系的に学ぶためによく整理された教材です。
各回で学ぶべき知識や考え方がまとまっており、全体像をつかむうえでは非常に優れています。
ただし、小5・小6になると、扱う範囲そのものが広くなるため、1つ1つの解法パターンを十分な量で練習するにはやや薄くなりやすい面があります。
そのため、
・予習シリーズで内容を理解する
・演習問題集で基本問題・練習問題・発展問題に触れる
・必要に応じて週テスト問題集などで補強する
という流れを意識すると、学習はかなり安定します。
特に小5下では、てこ・滑車・輪軸、ばね・浮力・圧力、電流と抵抗、中和など、1回解いただけでは定着しにくい単元が多く出てきます。演習量を少し補うだけでも、理解の深さは大きく変わります。
理科が得意な子の演習問題集の使い方
理科が得意な子は、演習問題集を「解ける問題を増やすため」だけでなく、考え方を安定させるために使うのがおすすめです。
・どの条件に注目したか
・どの図を書いたか
・どの解法を選んだか
を自分の中で整理しながら取り組みましょう。
理科が苦手な子の演習問題集の使い方
理科が苦手な子は、演習問題集を量をこなすためではなく、基本を定着させるために使うことが大切です。
・基本問題を確実にする
・練習問題で典型パターンを身につける
・余裕があれば発展問題に進む
という順番で十分です。
保護者が演習問題集を見るときのポイント
保護者の方に意識していただきたいのは、正解・不正解そのものよりも、どこで止まっているかを見ることです。
・条件を読み取れているか
・図や表を書いているか
・知識が足りないのか、考え方が止まっているのか
・基本問題で止まっているのか、発展問題で止まっているのか
各No・大問ごとの学習ポイントや優先順位、つまずきやすい点については、noteで詳しく確認できます。
木ノ下翔からのアドバイス
予習シリーズ小5下は、中学受験理科の中でもかなり重要な時期です。
ここで出てくる単元は、どれも小6以降の演習や入試問題の土台になります。
逆に言うと、この時期に理解があいまいなまま進むと、小6で総合問題に入ったときにかなり苦しくなります。
特に物理と化学は、「なんとなくわかった」で進めないことが大切です。
図を描くこと、条件を整理すること、基本パターンを自分で使えるようにすること。
この積み重ねが、入試問題に向き合う力につながります。
小5下は大変な時期ですが、ここを丁寧に乗り切ると、小6の理科はかなり変わってきます。


