予習シリーズ小5上理科の年間カリキュラムを徹底分析
入試重要単元が本格化する学び方
予習シリーズ小5上理科では、中学受験に直結する重要単元が本格的に始まります。
小4までは身近な自然や基本知識を中心に学んできましたが、小5上ではそこから一歩進み、原理の理解や条件整理、比を使った計算など、より受験理科らしい力が求められるようになります。
この記事では、予習シリーズ理科5年上巻で学ぶ内容を、生物・物理・化学・地学の4分野に分けて整理しながら、小5上理科で意識したい学び方について解説します。
予習シリーズ小5上の特徴
予習シリーズ小5上の大きな特徴は、中学受験理科の重要単元が本格的に始まることです。
小4までは、身近な自然や基本事項を学びながら理科の土台を作っていく意味合いが強くありました。
それに対して小5上では、植物・気象・天体といった知識分野に加えて、てこ・輪軸・物の運動・水溶液の濃さ・気体など、入試で頻出となる単元が次々に登場します。
つまり小5上は、「受験理科らしさ」が一気に強くなる時期だと言えます。
この時期の学習で大切なのは、単に知識を覚えることだけではありません。
・どの条件に注目すればよいか
・どのように図や表で整理するか
・どの考え方を使えばよいか
を少しずつ身につけていくことが重要です。
特に物理や化学では、「授業でわかった」だけでは足りず、自分で手を動かして考え直すことで初めて定着していきます。
一方で生物や地学では、覚えるべき知識を後回しにせず、図や現象と結びつけながら整理していくことが大切です。
小5上は、これから先の理科を支える考え方や基本パターンを身につけるための、とても重要な時期です。
ここで丁寧に積み上げておくと、小5下や小6での学習がかなり楽になります。
予習シリーズ小5上理科で学ぶ内容
今回扱うのは、予習シリーズ理科5年上巻の内容です。
なお、第5回、第10回、第15回、第20回は、それまでの内容を復習する総合回のため、以下の整理からは除いています。
🌿生物
植物のつくりやはたらき、季節と生物の関わりなどについて学びます。
第1回 季節と生物
第9回 植物のつくり
第11回 植物の成長
第18回 植物のはたらき
木ノ下翔のワンポイント
小5上の生物分野では、植物のつくりや成長、季節による生き物の変化など、受験理科の基本となる内容を学びます。
ここで大切なのは、用語だけを覚えるのではなく、「どの部分がどのようなはたらきをしているのか」「季節によって何が変わるのか」を整理しながら理解することです。植物のつくりやはたらきは、この先も何度も出てくる土台になります。
生物は暗記分野と思われがちですが、関連する内容をつなげて覚えることで、かなり理解しやすくなります。図や写真を見ながら、イメージとセットで固めていきましょう。
🧲物理
熱の伝わり方、てこや輪軸、物体の運動など、計算や条件整理が必要になる単元を学びます。
第3回 物のあたたまり方
第8回 てこと輪軸
第13回 物の運動
木ノ下翔のワンポイント
小5上の物理は、受験理科らしい考え方が本格的に始まる分野です。
てこ・輪軸・物の運動は、ただ解き方を覚えるだけでは安定しません。大切なのは、「どこに注目するのか」「何を図に書くのか」「どの条件を使うのか」を自分で整理できるようになることです。
この段階では、まだ難問を速く解く必要はありません。まずは典型的な問題で、図を書くこと、条件を整理すること、比や割合の使い方に慣れていくことが大事です。ここを丁寧に積み上げておくと、小5下以降の物理がかなり楽になります。
🧪化学
温度による物の変化、水溶液の濃さ、気体の性質など、中学受験で頻出の重要単元を学びます。
第2回 物の温度による変化
第12回 水溶液の濃さ
第16回 気体(1)
第17回 気体(2)
木ノ下翔のワンポイント
小5上の化学では、水溶液の濃さや気体など、中学受験で頻出の重要単元が登場します。
このあたりは、知識だけで押し切ることができず、「何を比べるのか」「どの数量が変化しているのか」を整理する力が必要になります。特に濃さの問題は、割合や比の感覚があいまいだと止まりやすいので、図や式を使って丁寧に考える習慣をつけておきたいところです。
気体の単元も、ただ性質を覚えるだけではなく、「どの気体がどのように発生するのか」「どう見分けるのか」を流れで押さえていくと定着しやすくなります。化学は整理の仕方で理解度が大きく変わる分野です。
🌍地学
星座、天気、太陽系、地球など、観察と理解の両方が必要になる単元を学びます。
第4回 季節と星座
第6回 気象の観測
第7回 天気の変化
第14回 太陽系の天体
第19回 地球
木ノ下翔のワンポイント
小5上の地学では、季節と星座、気象の観測、天気の変化、太陽系の天体、地球など、空間的に考える内容が増えてきます。
この分野で大切なのは、知識を言葉だけで覚えないことです。星の動きや天気の変化、地球と天体の関係は、図を見ながら位置関係を整理していくことで理解しやすくなります。
地学が苦手な子は、頭の中だけで考えようとして混乱しがちです。方角、動く向き、位置関係を図にして考える習慣をつけると、一気に見通しが良くなります。知識を点ではなく、現象のイメージと結びつけて覚えていきましょう。
小5上理科で特に意識したいこと
小5の理科は、中学受験の「天王山」とも言える学年です。
各分野で本格的な計算や複雑な原理の理解が求められるようになり、ここでの学習が小6以降の得点力に大きく影響します。
特に次の3点を意識すると、学習の質が上がります。
頭の中だけで考えず、図や表を書いて整理する
解き方だけでなく、なぜその考え方になるのかを理解する
分かったつもりで進まず、典型問題を繰り返して定着させる
予習シリーズはよく整理された教材ですが、小5以降は範囲が広くなるぶん、1つ1つのパターン練習量が不足しやすい面もあります。
演習問題集や週テスト問題集を使いながら、理解が甘い単元は必ず立ち止まって確認していきましょう。
木ノ下翔からのアドバイス
小5理科では、「知っている」だけでは解けない問題が増えてきます。
特に物理や化学では、条件整理の仕方、図の描き方、比の使い方といった“考えるための型”を身につけることが大切です。
ここで基礎的な考え方をしっかり身につけておけば、小6で入試問題に取り組むときに大きな差になります。
逆に、小5内容があいまいなまま進んでしまうと、あとで戻るのに大きな時間と労力がかかります。
小5は大変な学年ですが、その分ここでの頑張りが、受験理科の土台を強くしてくれます。


