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中学受験理科に役立つ読み物おすすめ

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中学受験理科に役立つ読み物おすすめ
理科への興味と考える力を育てる本の選び方

理科読み物は、点数に直結させすぎない方がうまくいきます

中学受験理科では、知識を覚えることも大切ですが、それだけでは入試問題に対応できません。

問題文を読み、何を問われているのかをつかみ、知っている知識を使って考える力が必要になります。

その土台として、理科読み物はかなり役立ちます。

ただし、理科読み物を読んだからといって、すぐにテストの点数が上がるわけではありません。

理科読み物の役割は、問題演習の代わりではなく、

・理科の言葉に慣れる
・身近な現象に興味を持つ
・入試問題のネタになりそうな話題に触れる
・親子で理科について話すきっかけを作る
・「なぜそうなるのか」を考える入口を作る

ことにあります。

このページでは、中学受験理科専門講師の立場から、家庭に置いておきたい理科読み物を紹介します。

この記事でわかること

・中学受験理科に少し役立つ理科読み物
・『理科のお話366』の特徴と使い方
・『なぜ?どうして?科学のお話』シリーズの位置づけ
・理科読み物が向いている子
・理科読み物を受験理科につなげるときの注意点
・親子で読み物を使うときの声かけ

理科読み物は「背景知識」を増やす教材です

理科読み物は、体系的な暗記をするための本ではありません。

塾のテキストや問題集のように、単元ごとに順番に学習して、確認問題を解いて、得点力を上げる教材とは役割が違います。

理科読み物は、どちらかというと「背景知識」を増やす教材です。

たとえば、入試問題では、テキストに大きく載っていない少しマイナーなテーマが出ることがあります。

生き物のしくみ。
身近な物理現象。
気象や宇宙の話。
科学史や発見の話。
日常生活の中にある科学。

こうした話題に少しでも触れたことがあると、問題文を読んだときの入り方が変わります。

知らない話題でも、「何となく聞いたことがある」「似た話を読んだことがある」という状態になるだけで、リード文を読む抵抗感が下がります。

おすすめ1 『理科のお話366』

『理科のお話366』は、理科読み物としてかなりおすすめしやすい本です。

1日1話の形式で、身近な自然現象や科学に関する話題を幅広く扱っています。

PHP研究所の公式ページによると、物理・化学・生物・地学に関わる4分野30ジャンルの話題が収録されており、日常生活の中にある理科を考える読み物として作られています。

中学受験理科の問題演習に直結する本ではありませんが、入試問題のネタになりそうなテーマに触れられる点が大きな魅力です。

特に、テキストにはあまり大きく載っていないマイナーな暗記問題や、リード文型の問題に出会ったときに、背景知識として役立つことがあります。

向いている学年

・小4〜小6
・親子で理科の話をしたい家庭
・理科の話題に幅広く触れたい子
・入試問題の背景知識を増やしたい子

良いところ

・扱っているテーマが幅広い
・入試問題のネタになりそうな話題が多い
・難易度が低すぎず、中学受験生にも合いやすい
・親子で話題にしやすい
・理科の語彙や背景知識を増やしやすい

『理科のお話366』は、単なる低学年向けの読み物というより、ある程度しっかりした理科の話題に触れられる本です。

中学受験を考える小4〜小6には、ちょうどよいレベル感だと思います。

注意点

・問題演習にはならない
・体系的な暗記には向かない
・読んだだけで成績が上がるわけではない
・先生や保護者と話を深めないと、読みっぱなしになりやすい

この本は、読んで終わりにするともったいないです。

「これは何の単元と関係しているかな」
「この話、入試問題ならどう聞かれそうかな」
「なぜそうなるのか、説明できるかな」

というように、少し会話を足すと価値が大きくなります。

木ノ下翔のコメント

『理科のお話366』は、理科読み物としてかなり良い本です。

中学受験理科に直結する問題集ではありませんが、入試問題のネタになりそうなテーマが多く、背景知識を増やすには向いています。

特に、テキストにあまり載っていないマイナーな暗記問題や、リード文を読んで考える問題では、こういう読み物で得た知識が助けになることがあります。

ただし、読みっぱなしではもったいないです。

大切なのは、論点を理解することです。

「この話のポイントは何か」
「なぜそうなるのか」
「他の単元とどうつながるのか」

そこまで親子で話せると、ただの読書ではなく、理科の学びにつながっていきます。

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おすすめ2 『よみとく10分 なぜ?どうして?科学のお話』シリーズ

『なぜ?どうして?科学のお話』シリーズも、理科への興味づけとして使いやすい読み物です。

学研の公式ページでは、学年別に選びやすく、短いお話が多く入っていて読みやすいシリーズとして紹介されています。

身近な疑問をテーマにしているので、子どもが「なぜ?」「どうして?」と思いやすいのが特徴です。

『理科のお話366』よりも、日常的な疑問から入りやすい印象です。

理科があまり好きではない子や、まずは短い読み物から始めたい子には、こちらの方が入りやすい場合があります。

向いている学年

・小1〜小6
・短い文章なら読みやすい子
・理科に苦手意識がある子
・朝読書や寝る前の読書に使いたい家庭
・親子で短い話題を楽しみたい家庭

良いところ

・1話が短く読みやすい
・身近な疑問から入れる
・学年別に選びやすい
・読書習慣を作りやすい
・理科の言葉に慣れやすい

このシリーズは、理科の勉強というより、理科への入口として使いやすい本です。

「理科の本を読む」という経験を作るには、かなり向いています。

注意点

・受験対策としてはやや弱い
・体系的な単元学習にはならない
・問題演習の代わりにはならない
・内容を深めるには会話や調べ直しが必要

『なぜ?どうして?科学のお話』シリーズは、読みやすさが強みです。

一方で、中学受験理科の得点力に直結させるには、読んだ内容を塾の単元や問題と結びつける必要があります。

木ノ下翔のコメント

『なぜ?どうして?科学のお話』シリーズは、理科の入口として使いやすい本です。

理科が苦手な子や、長い説明文を読むのが苦手な子には、こういう短い読み物から始めるのもよいと思います。

ただし、受験理科に直結するというより、興味づけや語彙づくりの本です。

読んだあとに、「これは植物の話だね」「これは人体の話だね」「これは天体の話につながるね」と少し整理してあげると、読み物としての価値が上がります。

木ノ下翔からのアドバイス

天体が苦手な子は、知識が足りないというより、知識を図に落とし込んで使う練習が足りていないことが多いです。

天体は、見えるものをそのまま覚える単元ではありません。
図を書いて、位置関係を整理し、向きが変わっても同じことだと気づけるようになることが大切です。

特に小5では、ここをあいまいにしたまま進むと、小6以降の総復習でかなり苦しくなります。
難しい問題に時間をかけすぎるより、まずは基本の図と定義をしっかり固め、少しずつ応用できるようにしていきましょう。

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『理科のお話366』と『なぜ?どうして?科学のお話』の使い分け

どちらも理科読み物として使えますが、少し役割が違います。

『理科のお話366』がおすすめな子

・小4〜小6
・中学受験を意識している子
・少し難しめの理科の話題にも触れたい子
・入試問題の背景知識を増やしたい子
・親子で論点を話し合える家庭

『なぜ?どうして?科学のお話』がおすすめな子

・理科に苦手意識がある子
・短い話から読みたい子
・読書習慣を作りたい子
・日常の疑問から理科に入りたい子
・低学年から小学校中学年の子

中学受験理科に少しでもつなげたいなら、『理科のお話366』の方が向いていると思います。

一方で、まず理科を楽しいものとして感じてほしいなら、『なぜ?どうして?科学のお話』シリーズから入るのもよいです。

理科読み物を受験理科につなげる使い方

理科読み物を受験理科につなげるには、読んだ内容を少しだけ整理することが大切です。

おすすめは、次の3つです。

・何の単元と関係しているかを確認する
・なぜそうなるのかを親子で話す
・問題で聞かれるならどう聞かれそうかを考える

たとえば、植物の話を読んだら、植物の分類、受粉、蒸散、光合成などとつなげてみる。

人体の話を読んだら、消化、呼吸、血液循環などとつなげてみる。

月や星の話を読んだら、天体の動きや星座の見え方とつなげてみる。

このように、読んだ話を単元に結びつけるだけでも、かなり学習効果が変わります。

読みっぱなしにしないための親子の声かけ

理科読み物は、読みっぱなしになりやすい教材です。

保護者の方が少し声をかけるだけで、読み物が学習につながりやすくなります。

たとえば、次のような声かけがおすすめです。

・この話で一番大事なところはどこだと思う?
・これ、塾の理科だと何の単元と関係しているかな?
・どうしてそうなるのか説明できる?
・似たような話を前に聞いたことある?
・入試問題で出るなら、どんな聞かれ方をしそう?

難しい説明を保護者がする必要はありません。

大切なのは、子どもが読んだ内容について少し考える時間を作ることです。

理科読み物を使うときの注意点

理科読み物は、点数に直結させようとしすぎない方がよいです。

読んだ内容をすぐにテストで使えるようにしようとすると、読書そのものが負担になってしまいます。

理科読み物の価値は、すぐに点数になることではありません。

・理科の言葉に慣れる
・身近な現象に興味を持つ
・知らない話題にも抵抗なく入れる
・親子の会話が増える
・論点を考える習慣がつく

こうした土台を作ることにあります。

そのうえで、塾のテキストや問題演習とつながったときに、少しずつ受験理科の力になっていきます。

木ノ下翔からのアドバイス

理科読み物は、問題集ではありません。

ですから、「これを読めば点数が上がる」と考えすぎない方がよいです。

ただし、理科読み物には大きな価値があります。

それは、理科の話題に触れる回数を増やせることです。

入試問題では、テキストにきれいに整理された知識だけでなく、少し見慣れないテーマや、リード文を読んで考える問題が出ることがあります。

そのときに、背景知識がある子は強いです。

知らない話題でも、「何となく似た話を読んだことがある」と思えるだけで、問題文への入り方が変わります。

ただし、読みっぱなしでは力になりにくいです。

大切なのは、論点を理解することです。

この話は何を言っているのか。
なぜそうなるのか。
どの単元とつながるのか。
問題として聞かれるなら、どこが問われそうなのか。

そこまで親子で少し話せると、理科読み物はかなりよい教材になります。

理科は、知識を覚えるだけではなく、知識を使って考える教科です。

読み物を通して、理科の世界に触れ、親子で話し、少しずつ考える習慣を作っていきましょう。

紹介した理科読み物

・理科のお話366
・よみとく10分 なぜ?どうして?科学のお話

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