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7. 中学校の選び方

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7. 中学校の選び方

7. 中学校の選び方

2022/06/23

 これもよくある話なのですが、今日は大学までついているエスカレーター校(小学校から入るのも含む)と大学がない(もしくは、ついているがほとんどみんな出る)をどうするのかに加え、男子校と女子校の違いについても考えてみたいと思います。

エスカレーター校

 エスカレーター校を選ばれる方は比較的明確な意図がある方が多いように感じます。エスカレーター校の魅力はざっと3つあります。
①学校の定期試験等の勉強以外にハードな受験勉強をする必要はなく、短期の海外留学や部活動、その他子供の頃から続けていた習い事などに取り組む時間が多い
②資格や学歴に関係ない家業を継いでもらいたいので、同じように商売をやっている子供たちやその保護者たちと横の繋がりができる。
③国立は少し厳しそうだから、大学で目指すなら少しでも前倒しにして負担を少なくできる。

 ①はさておき、②と③についてはこんなはずではなかったのにという失敗もあります。どこに行ってもついて回る問題なのですが、②について、交友関係がうまく築けなかった、または、悪くなってしまったというような場合もあります。もちろん、全員と仲良くなるのは不可能ですがリーダー格のクラスメイトと対立してしまうと色々大変ですよね。大人になっても気まずいから避けたいという関係になってしまうかもしれません。③については結構見落としがちになるんですが、内部進学だからといって希望の学部に行けるわけではないということです。内部進学の合格判定をもらうときに良い成績を修めておかないと行きたい学部に行けなくなってしまうことも多いです。そうなると、なんのために行っているのかわからなくなり大学をやめてしまうということも多々起こります。また、成績によっては大学に上がれないという事態もありえます。中学に入っても油断することなく見守っていきましょう。

その他の学校

 その他はいわゆる中高一貫校という所ですね。最近は公立でも増えてきました。中高一貫校のポイントは以下の3つ
①ハードな受験勉強をこなし、競争に慣れそれを仕事に活かせる。
②これは後でまとめますが、男子校や女子校が選べるということ。(同志社女子のように女子校のエスカレーターもあります。)
③国公立や医学部を目指したい。(これも川崎医科大学付属高校や近畿大学附属中学校、高校のように医学部に内部進学できるところもあります。)

 この中ではやはり、③を目的としておられる方が多いように感じます。学費や、ネームバリュー、または、研究の面で国立(特に東大や京大、阪大など)に分があるので、当然と言えば当然でしょう。ただし、注意しておかなくてはならないのは国立に行けば必ず収入が良いというわけではないということです。大学院で長く研究したりしているとなかなか収入の良い仕事に出会えなかったりもします。また、やりがいを優先した仕事につく方も多いように感じます。お医者さんでも同じ傾向があるように思います。

男子校と女子校について

 長年、個別指導をしていると、各分野において男女間で違いを感じます。どちらができるというわけではなく、例え方などで女の子には分かりやすいが男の子には分かりづらいとか、取り組む分野の順番を組み替えると分かりやすいとか、世間で言われるように国語や暗記は女の子のほうが得意で、算数や理科の計算問題は男の子の方が得意だとか、色々なところで出てきています。(もちろん、全員がそうではないです。)そういう所を考えると、男子校や女子校といった男女別メニューの方が効率よく学習できるのではないかと思います。男子校と女子校はどんどん減ってきているので、個人的には頑張って維持してほしいと思ってます。また、男の子の志望校で共学を考えるときには進学先も男女別で見る必要があると思います。最近共学になった各学校とも、女の子が成績上位を占めていることが多く、パッと見素晴らしい進学成績でも、男の子だけで見るとそうでもないということもよくあります。説明会などで積極的に聞いてみましょう。
また、奈良の帝塚山中学は男女併学と言って基本的に男女別で授業を進めるハイブリッド校のような感じになっていて、面白い取り組みだと思います。

まとめ

以上のことから学校を選ぶ基準は様々であり、また、成績的に無理をするよりも余裕を持って勉強にあたる方が子供たちの能力を伸ばすことができることから偏差値や進学実績だけでなく、いろいろな視点で見て頂ければと思います。奈良から通っているのを見たことがある学校をリンクで張っておきます。ご利用ください。学校横の(E)はエスカレーター校を表しています。ただし、エスカレーター校の中にも国公立受験コースを設けているところもたくさんあるので、学校ホームページでご確認ください。

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