6. 語彙力の高め方
2022/06/22
語彙力とは?
語彙力(ボキャブラリー)とは一体何でしょうか?語彙力とは簡単に言うと自分が使える言葉の数で決まります。ある言葉を単に知っているというだけでは日常的に使えません。意味を覚えてからその言葉がよく出てくる環境に行くか、もしくは自分が積極的にその言葉を使って文章を書いたり、会話していくしかないのです。ちょうど、よい例があったので紹介します。
少し前に友人と話してる時に、「釣りやゴルフでアクティブに過ごしてから、バーベキューでチルしよかー!」みたいな感じの話をしたのですが、その時はチルという言葉の意味もわからず、前後の話から勝手に「まったりぐらいか。」と思ってました。その後、ちょうどチルアウトという名前の飲み物が発売されたりして意味を調べるとリラックスするというような感じでした。この時点では、チルアウトという言葉を使って文を書いたり、誰かと会話したりということをしたことがなかったので、使えないけど知ってる言葉ということになります。今日、ここでチルアウトについて考え、このコラムでもこれだけ登場したので今後は僕の使える言葉の中に入りそうです。僕の語彙力が少しだけパワーアップしました。
語彙力を身につけるには
言葉を自分のものにするためにはそれをどう使うのかを必死で考え、それを数多く使っていくしかありません。低学年のうちは、どの場面で使うのがいいのかを子供たち本人が調べたり考えたりすることはできないので、習得させたい言葉を大人が積極的に会話に盛り込んでいきましょう。特に概念を表す言葉(抽象語と呼ばれます)は小さなうちはなかなか登場する機会がないので、親や周りの大人が意識して使うようにしないと大きくなり、物事を考えるのに必要になった頃に苦労することが増えます。とはいっても、抽象語って?具体的にはどんなの?となりそうなので、抽象語についていくつかまとめておきます。ちなみに、具体的と抽象的と言うのは対義語(反対の意味の言葉)です。抽象語を具体的に!っていうのは書いてて少しおもしろく感じました。
この表に出てくるような言葉を日常の家庭での会話に盛り込もうとすることによって、家族で語彙力をつけていくことができます。全てが「ヤベー」だけでは、その場の勢いで会話は出来ても、深い話をすることはできません。語彙力がついてくると表現できることがらが増えていくので、会話をしたり、文章を書いたりすることがとっても楽しくなってきます。そうすると更にいろいろな言葉や漢字が知りたくなっていき、いいリズムになってきます。子供に勉強を頑張ってもらうため親も一工夫して、子供たちに無理なく能力を上げていってもらいましょう。学問のすすめ 大和西大寺教室でも、授業やその前後の対話であえてこういうことを意識するようになっています。また、文章も説明的文章で自然と抽象語が多くなるように構成されています。興味がある方はぜひお問い合わせください。
----------------------------------------------------------------------
学問のすすめ 大和西大寺教室
〒
631-0822
住所:
奈良県奈良市西大寺栄町3-27 泉谷ビル3階
電話番号 :
0742-31-9117
----------------------------------------------------------------------