予習シリーズ小5理科の天体が苦手な子の勉強法
図の描き方と考え方のコツ
予習シリーズ小5理科の中でも、天体は差がつきやすい単元の一つです。
天体が苦手な子は、「何となく覚えている」「見たことはある」という状態ではあっても、問題の中でその知識を使えずに止まってしまうことが多いです。
逆に、天体が得意な子は、図を書きながら状況を整理し、見え方が変わっても同じ知識を応用できます。
この記事では、予習シリーズ小5理科で天体が苦手になる原因と、家庭学習で意識したい勉強法を整理します。
この記事でわかること
・予習シリーズ小5理科で天体が苦手になりやすい理由
・天体で差がつくポイント
・苦手な子に共通する特徴
・図の描き方と考え方のコツ
・木ノ下翔が考える天体の勉強法
なぜ天体は苦手になりやすいのか
予習シリーズ理科では、小4から小5にかけて天体分野を段階的に学んでいきます。
小4では、
(4年上)
・第7回 太陽
・第17回 星座をつくる星
・第18回 星座の動き
(4年下)
・第11回 月
といった形で、まずは太陽、星、月の基本的な見え方や動きを学びます。
そして小5になると、
(5年上)
・第4回 季節と星座
・第14回 太陽系の天体
・第19回 地球
(5年下)
・第17回 太陽の動き
・第18回 太陽と地球
というように、より広い視点で天体を整理しながら、太陽、地球、月、星の関係をつなげて考える内容へ進んでいきます。
天体が苦手になる子は、こうした各回の知識をそれぞれ別々に覚えてしまい、つながりを持って整理できていないことが多いです。
たとえば、
・第7回 太陽 で学んだ太陽の動き
・第11回 月 で学んだ月の見え方
・第4回 季節と星座 で学んだ星の見え方
・第17回 太陽の動き、 第18回 太陽と地球 で学んだ位置関係
が、頭の中で一本につながっていないと、問題の中で知識をうまく使えません。
そのため、
・図を書かずに頭の中だけで考える
・定義があいまいなまま進む
・見慣れない向きの図で混乱する
・状況が少し変わると別問題だと思ってしまう
といったことが起こると、一気に苦手意識が強くなります。
さらに、地学分野そのものに造詣が深い塾の先生はそれほど多くないため、授業では一応理解したように見えても、図の見方や考え方の筋道まで十分に整理されないまま進んでしまうことがあります。
天体は、ただ知識を並べて覚えるだけでは伸びません。
各回で学んだ内容を図で結びつけながら、「この知識はここでも使う」という形にしていくことが大切です。
天体で差がつくポイント
天体で差がつくのは、知識量そのものより、図を書いて他の状況に応用できるかどうかです。
たとえば、
・月の位置関係を自分で図にできるか
・星の動きを方角と結びつけて考えられるか
・図が回転していても本質が同じだと見抜けるか
・見え方が変わっても定義に戻って考えられるか
このあたりでかなり差がつきます。
木ノ下先生の見立てとして、天体は「図を書いて、ほかの状況に応用できるかどうか」が勝負どころです。
ここができる子は、初見の問題でも崩れにくいです。
天体が苦手な子に共通する特徴
1. 図を書かない
まず一番多いのがこれです。
天体は、頭の中だけで考えると混乱しやすい単元です。
にもかかわらず、何も書かずに思いつきで答えようとすると、位置関係や動きの向きがずれてしまいます。
2. 定義をきちんと押さえていない
天体が苦手な子は、図を書かないだけでなく、定義をあいまいに覚えていることが多いです。
たとえば、
・南中とは何か
・月の満ち欠けは何で決まるのか
・星の動きは何が原因か
・東西南北と見える向きはどう対応するか
・地球上での方位と時刻の決め方はどうか
こうした基本があいまいだと、少し聞かれ方が変わっただけで止まってしまいます。
3. 図が回転すると別問題に見えてしまう
天体が苦手な子は、同じ内容でも図の向きが変わると別の問題だと思ってしまいがちです。
でも実際には、見えている図が回転しているだけで、考えるべきことは同じという場面がたくさんあります。
ここで対応できるかどうかが、かなり大きな差になります。
木ノ下翔が考える天体の勉強法
天体が苦手な子にまず必要なのは、難しい問題に長く取り組むことではありません。
基本の図を自分で描けるようになることです。
そのうえで、次の順で進めるのがよいです。
・基本用語や定義を押さえる
・月、太陽、星の位置関係を図で描く
・問題ごとに図を書いて考える
・図の向きを変えた問題にも触れる
・見たことのない問題でも、知っている図に戻して考える
大切なのは、知識を一問一答のように覚えることではなく、図を通して関連づけることです。
家庭学習で意識したいこと
家庭学習では、次のことを意識すると進めやすいです。
・答えを見る前に必ず図を書く
・方角や位置関係を口で説明できるか確かめる
・月や星の動きを、言葉だけでなく図で整理する
・同じテーマでも図の向きを変えて確認する
・定義があいまいなものはその都度戻って確認する
特に、授業で扱った問題を脳内でなぞるだけで終わらせないことが大切です。
自分の手で図を書いて、どこがどう動いているのかを確かめましょう。
保護者が見てあげたいポイント
保護者の方が見るときは、正解か不正解かだけでなく、
・図を書いているか
・方角を適当に処理していないか
・定義を説明できるか
・見たことのある図に戻して考えようとしているか
を見てあげるとよいです。
逆に、難しすぎる問題を次々やらせるのはおすすめしません。
天体は、基本の図と定義が固まっていないまま難問に行くと、余計に苦手意識が強くなりやすいです。
木ノ下翔からのアドバイス
天体が苦手な子は、知識が足りないというより、知識を図に落とし込んで使う練習が足りていないことが多いです。
天体は、見えるものをそのまま覚える単元ではありません。
図を書いて、位置関係を整理し、向きが変わっても同じことだと気づけるようになることが大切です。
特に小5では、ここをあいまいにしたまま進むと、小6以降の総復習でかなり苦しくなります。
難しい問題に時間をかけすぎるより、まずは基本の図と定義をしっかり固め、少しずつ応用できるようにしていきましょう。
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