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SAPIX理科で偏差値が上がらない原因

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SAPIX理科偏差値

SAPIX理科で偏差値が上がらない原因

成績が伸びない子の共通点と対策

SAPIX理科は、小4から小6前半までを通して、中学受験に必要な知識と思考力を段階的に身につけていくカリキュラムです。小6後半からは総合問題中心で単元全体を復習し、入試問題に立ち向う力を培うのによいつくりになっています。

ただし、学年が上がるにつれて教材量が増え、物理・化学の計算問題や実験考察、記述問題なども本格化するため、「理科だけ偏差値が上がらない」「授業ではわかるのにテストで点が取れない」と悩むご家庭も少なくありません。

この記事では、中学受験理科専門講師・木ノ下翔が、SAPIX理科で偏差値が上がらない原因と、成績が伸びない子に多い共通点、家庭学習で見直したいポイントを解説します。

この記事でわかること

・SAPIX理科で偏差値が上がらない主な原因
・理科の成績が伸びない子に多い共通点
・知識不足・パターン不足・条件整理の見分け方
・小4・小5・小6それぞれで見直したいポイント
・理科の偏差値を安定させるための学習法
・理科の伴走や個別指導の活用法

SAPIX理科で成績が伸びない原因は1つではない

SAPIX理科で偏差値が上がらないとき、原因を「理科が苦手だから」とまとめてしまうのは危険です。

理科は、暗記だけの科目ではありません。

知識を覚える力、条件を整理する力、計算する力、文章を読む力、実験結果を読み取る力など、さまざまな力が組み合わさっています。

そのため、同じ「理科の成績が伸びない」という状態でも、原因は子どもによって大きく違います。

まずは、何が足りていないのかを分けて考えることが大切です。

様々な原因

原因1 知識が覚えきれていない

理科の成績が伸びない原因として、まず多いのが知識不足です。

生物・地学はもちろん、化学や物理でも基本知識が抜けていると、問題を解く前の段階で止まってしまいます。

例えば、植物の分類、人体のはたらき、気体の性質、水溶液の液性、天体の動きなどは、中学受験理科で何度も使う基本知識です。

これらがあいまいなままだと、テストで少し聞かれ方が変わっただけで答えられなくなります。

知識は一度覚えただけでは定着しません。一問一答や暗記アプリをうまく利用して覚えていきましょう。

授業後、テスト前、テスト直しのタイミングで何度も触れ、関連する知識と一緒に整理していくことが大切です。

原因2 覚えた知識を問題で使えない

知識は覚えているのに、テストで点が取れない子もいます。

この場合、単語を覚えているだけで、問題の中で使える形になっていないことが多いです。

例えば、「ヒマワリはキク科」と覚えていても、花のつくり、種子の特徴、発芽、植物の分類など、別の角度から聞かれると答えられないことがあります。

理科では、同じ知識でも聞かれ方が変わります。

一問一答では答えられるのに、テストで使えない場合は、知識を複数の方向から確認する練習が必要です。

いろいろなテキストを解くことによって、覚えた知識を問題の条件や図、表と結びつけて使えるようにしていきましょう。

原因3 物理・化学の典型パターンが身についていない

SAPIX理科で偏差値が上がらない場合、物理・化学の典型パターンが身についていないことも多いです。

特に小5以降は、ばね、てこ、浮力、電流、水溶液、気体、溶解度、中和など、入試に直結する単元が増えていきます。

これらの単元は、ただ説明を聞くだけではできるようになりません。

問題文から条件を拾い、図や表に整理し、どの解法を使うのかを判断する練習が必要です。

授業ではわかったのに、家で解くとできない場合は、解法の再現がまだできていない可能性があります。

典型パターンを何度も練習し、自分で手を動かして解ける状態にしていきましょう。

原因4 条件整理ができていない

理科の計算問題や実験考察で差がつくのは、条件整理です。

問題文に書かれている条件を、図、表、式に整理できないまま解き始めると、途中で何をしているのか分からなくなります。

特に、てこ、ばね、浮力、電流、水溶液、気体の発生などでは、条件整理の差がそのまま得点差になります。

テスト直しをするときは、答えが合っていたかどうかだけでなく、「どの条件を使うべきだったのか」「どの図を書くべきだったのか」を確認しましょう。

条件整理ができるようになると、初めて見る問題にも対応しやすくなります。

原因5 文章量に負けている

最近の中学入試理科では、問題文が長く、実験設定や会話文、表、グラフを読み取る問題が増えています。

SAPIX理科でも、学年が上がるにつれて文章量の多い問題に取り組む機会が増えていきます。

理科の知識はあるのに点が取れない場合、問題文を読み切れていないことがあります。算数や国語でも同様に長くなると得点できてないかどうかを確認しましょう。

どこが条件なのか、何を聞かれているのか、どの情報を使うべきなのかを読み取れないと、正しい知識を持っていても得点につながりません。

文章量の多い問題こそ、典型的なパターンをを思い出し、解くためにどんな条件だったかを頭に思い浮かべて図や表に整理したりする習慣をつけましょう。

原因6 テスト直しが作業になっている

テスト直しをしているのに成績が上がらない場合、直しが作業になっている可能性があります。

模範解答を写すだけ、解説を読んで納得するだけでは、次のテストで同じ考え方を使えるようにはなりません。

テスト直しで大切なのは、

・なぜ間違えたのか
・どの知識が抜けていたのか
・どの条件を使うべきだったのか
・どの解法につなげるべきだったのか
・次に同じ問題が出たら何に気をつけるのか

を確認することです。

テスト直しは、間違えた問題をもう一度解く作業ではありません。

次に点を取るための準備です。

原因7 小5内容があいまいなまま小6に進んでいる

SAPIX理科では、小5内容が非常に重要です。

小5では、力学、電気、水溶液、気体、人体、天体など、入試に直結する重要単元を本格的に学びます。

この時期の内容があいまいなまま小6に進むと、総合問題や入試問題に取り組む段階で大きく苦労します。

小6で理科の偏差値が上がらない場合、小6内容だけを復習しても改善しないことがあります。

その場合は、小5のデイリーサピックスに戻って、典型パターンを確認する必要があります。

小6で戻るのは遠回りに見えますが、基礎が抜けたまま難問に取り組むより、結果的には近道になることがあります。

学年別に見る対策

小4の場合

小4では、理科への興味と基本知識を育てることが大切です。

この時期は、植物、昆虫、メダカ、天気、太陽の動きなど、身近な内容が多く扱われます。

テストの点数だけを見るのではなく、出てきた生物や自然現象を図鑑や写真、実物と結びつけて覚えていきましょう。

小4で理科を面白いと感じられると、小5以降の本格的な学習に入りやすくなります。

小5の場合

小5は、SAPIX理科で最も重要な学年の一つです。

ばね、てこ、浮力、電流、水溶液、気体、人体、天体など、入試につながる単元が一気に増えます。

この時期は、よく使われる解き方を身につけることが大切です。

条件整理の仕方、図の書き方、表の読み方、比例関係の使い方などを、問題演習を通して身につけていきましょう。

小5で典型パターンを固めておくと、小6の総合問題や志望校対策に進みやすくなります。

小6の場合

小6では、すべてを完璧にこなそうとしすぎないことも大切です。

通常授業、土特、SS特訓、過去問、模試など、やるべきことが一気に増えるため、理科だけに時間を使いすぎることはできません。

小6で理科の偏差値が上がらない場合は、まず失点原因を整理しましょう。

知識不足なのか、小5内容の抜けなのか、計算問題のパターン不足なのか、文章の読み取りで崩れているのかによって、対策は変わります。

特に、典型問題で失点している場合は、小5内容に戻る勇気も必要です。

よくある質問Q&A

Q. 理科だけ偏差値が上がらないのはなぜですか?
理科は、暗記、計算、条件整理、読解が組み合わさった科目です。

そのため、どれか一つが弱いだけでも点が伸びにくくなります。

まずは、知識問題で落としているのか、物理・化学の計算で落としているのか、問題文の読み取りで失点しているのかを分けて確認しましょう。
暗記しているのに点が取れないのはなぜですか?
知識を覚えていても、問題の中で使える形になっていない可能性があります。

一問一答では答えられても、表やグラフ、実験文の中で聞かれると答えられないことがあります。

知識は、関連する内容と結びつけて覚え、いろいろな聞かれ方で確認することが大切です。
物理・化学で点が取れない場合はどうすればよいですか?
まずは典型パターンを身につけましょう。

物理では、図を書くこと、力や電流の向きを整理することが大切です。

化学では、基本知識を覚えたうえで、比例関係や表・グラフの読み取りを練習しましょう。

解説を読んで分かるだけでなく、自分で条件整理から再現できるようにすることが必要です。
小5内容が抜けている場合はどうすればよいですか?
小6であっても、小5内容に戻ることをおすすめします。

特に、ばね、てこ、浮力、電流、水溶液、気体、天体などは、小5で学ぶ内容が入試問題の土台になります。

小6の問題でつまずいている場合、原因が小5内容にあることも多いです。

必要な単元に絞って戻り、典型パターンを確認しましょう。
理科の偏差値を安定させるには何をすればよいですか?
まず、取るべき問題を落とさないことです。

正答率が高い問題、授業で扱った典型問題、基本知識を問う問題を安定して取れるようにしましょう。

そのうえで、物理・化学の計算問題や実験考察に取り組むと、偏差値が安定しやすくなります。

難問に手を出す前に、基本問題と標準問題の取りこぼしを減らすことが大切です。
個別指導や動画教材は必要ですか?
必ず必要というわけではありません。

ただし、何が原因で成績が伸びていないのか家庭で判断しにくい場合や、同じ単元で何度もつまずいている場合は、個別指導で原因を整理する価値があります。

また、問題の解き方や条件整理の流れを確認したい場合は、動画教材も有効です。

個別指導では「何を優先すべきか」を整理し、動画教材では「具体的な解き方」を確認する、という使い分けがおすすめです。

木ノ下翔からのアドバイス

SAPIX理科で偏差値が上がらないとき、まず大切なのは「理科が苦手」とまとめてしまわないことです。

理科の成績が伸びない原因は、一人ひとり違います。

知識が足りないのか、覚えた知識を使えていないのか、物理・化学の典型パターンが身についていないのか、図を描けていない場合や、条件整理ができていないのか。

原因を分けて見ることで、次にやるべきことが見えてきます。

理科に限らず、努力がテストの点数に表れるまで少し時間がかかることがあります。

しかし、苦手な単元や間違えた単元に戻り、必要なパターンを練習し、テスト直しで失点原因を確認していけば、少しずつ安定していきます。

大切なのは、何となく問題数をこなすことではありません。

「この問題から何を身につけるのか」を意識して、一つずつできることを増やしていきましょう。

理科の伴走で復習できます

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授業で理解しきれなかった内容を復習したい方、家庭学習で理科を効率よく進めたい方は、ぜひご活用ください。

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