10. 計算力の身につけ方
2022/06/30
計算力身に付けるための練習では何に取り組めばいいでしょうか?小学校高学年で、計算が特に苦手ではない子であれば、塾で宿題になっている計算テキストを一生懸命やってもらえればいいと思います。ここでは低学年のうちに取り組んでおくべき内容や計算が苦手だった場合にどう対処していくのかがいいかというお話をします。
低学年
計算練習では何に取り組むべきか。これは先生によって色々あると思いますが、学問のすすめでは足し算と引き算を徹底的に練習してほしいとすすめています。小学校では足し算→引き算→掛け算→割り算の順で習っていくので、だんだん難易度が上がって重要になっていくのだと思われがちですが、実は九九さえ覚えてしまえば、掛け算の繰上りや筆算では足し算が非常に重要ですし、割り算の筆算では引き算が重要になってきます。実際、掛け算や割り算を間違えている子供たちや速度が遅い子供たちは掛け算をした後の足し算と引き算が遅かったり、間違えてしまっていることが多いです。
細かく書くときりがないので、ざっと書くと左の様なひっ算になります。これだけ見ても九九を組み合わせた繰り上がりの計算が多く、大変だということがわかります。
中学受験のことを見すえると4桁の足し算や引き算までしっかりと練習しておきましょう。練習の仕方は常に自分ができる計算をやり続けることです。十分な正確さと速度が身についてから次のステップに進みましょう。レベルを1段階ずつ上げていくことが大切です。
足し算・引き算の次にすべきこと
九九を覚えていること前提ですが、次は素因数分解ができるように訓練しておくのがいいと思います。この数字はいったいどのような成り立ちなのか?素数なのかそうでないのか、そういったことを素早く判断できるととても便利です。これもある程度覚えておかなくてはならないところなので、やりこみましょう。
例:19・・・1と19でしか割れないので素数
120・・・2×2×2×3×5
ここをしっかり練習しておくと、分数の計算で必須の通分と約分でも素早く正確に計算することができます。また、公倍数や公約数に対する理解も深まり、整数の問題に強くなります。
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