1. 幼稚園期の習い事について

　子供ができたとわかってからいろいろな生徒や保護者の方々に今までにやってきた習い事はなんですか？と積極的に尋ねることにしました。その時点では、聞き取りを行った子供たちの姿と成績などと習い事が関係してるか興味があって聞いていただけで、このように文章にする予定はありませんでした。よって、すべて書き留めていたわけではなく、僕の印象になってしまっています。そのあたりはご承知ください。

灘や東大寺に行く子供たちの習い事

・水泳…言わずと知れた大人気の習い事ですね。

・体操やバレエ…これもまた定番。

・ピアノやバイオリン…音楽系ですね。

・奨学社…小学校入試や小学３年生まで在籍できる勉強の先取り学習で有名な塾です。

・くもん…計算や漢字の練習プリントの塾ですね

　このあたりが印象に残っている習い事一覧になります。当時、僕は上本町メインで個別指導をしていたので、大阪上本町あたりに住んでおられる生徒のデータで多かった順ではありません。また、パドマ幼稚園のように幼稚園でかなりのことをやってくれているところに通っており、幼稚園＋音楽や幼稚園＋水泳なんかの人もたくさんいました。

皆さん、上の一覧を見てどう思われますか？？

僕も当時から（今も書きながら）思っていたのですが、特に変わったところもなく、我が家と同じだと思いませんでしたか？しかも、皆さん結構家の近所だとか学校の近所で通われている方がほとんどでした。（中には遠方まで通われてる方もいらっしゃいましたが…。）

とすると、やはり習い事と子供、家庭の関わり方が大切になってくるのではないでしょうか。

習い事において大切なこと

定番の習い事をさせているのに、低学年の時期やもう少し成長して中学入試の時期に自分の能力が発揮できていない子（同年代の他の子と比べているわけではないです）の保護者は

・共働きで忙しくなかなか時間が取れない人

・上とも関係してくるんですが、シッターさん任せの人

に多かった印象が強いです。（最終的には自分の能力を発揮してよい大学に進まれたりしている方はたくさんいらっしゃいますが、あくまで小さいころのお話です）

そういう保護者さんたちはなかなか子供たちとその習い事について会話をする機会がなく、報告に留まってしまったりで習い事を通じて得られるものが少なくなってしまったのではないかと思います。

親の自信

習い事は通うだけでなく、習い事をどう利用していくかという観点が大切だと思います。その習い事を通じて何を学ばせたいのかということをもう一度確認して、それを学ばせるためにどうすればよいのかを大人も考えてみてください。考えてみてわからなければ、周りにいる信頼できる人に聞いてください。納得のいく話が聞けたら、次はそれをどう実行していくか考えてください。

その習い事でプロを目指すくらい真剣にやらなければだめだということもないと思います。無理なく続けられる程度に、けれども大人は目的意識は強く持って続けてもらえれば、どのような習い事でもその子の将来にとってきっと役に立つようになるはずです。習い事を始める前に先生の人柄や教室の場所、通っている生徒たちの様子が自分の思うものとマッチしているか確認することはとても大切ですが、それをクリアして始めた習い事は自信をもって続けていけるようにしましょう。