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SAPIX小6理科の年間カリキュラムを徹底分析

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SAPIX小6理科の年間カリキュラムを徹底分析

入試に向けた総まとめとして何を学ぶのか

SAPIX小学6年生の理科では、これまで学んできた中学受験理科の内容を、入試問題に対応できる形へと仕上げていきます。

小4・小5では、各単元の基本知識や典型的な解法を積み上げてきました。小6ではそれらを大きな単元ごとに整理し直し、実際の入試問題を意識した演習へ進んでいきます。

そのため、単純なパターン練習の機会は少なくなり、知識・計算・条件整理・思考力を組み合わせて解く問題が増えていきます。

この記事では、中学受験理科専門講師・木ノ下翔が、SAPIX小6理科の年間カリキュラムを教材分析の視点から解説します。

この記事でわかること

・SAPIX小6理科で1年間に学ぶ内容

・生物・物理・化学・地学の学習内容

・小6理科が「総まとめ」になる理由

・小5内容に戻るべきタイミング

・家庭学習で意識したいポイント

SAPIX小6理科で年間を通して学ぶ内容

SAPIX小学6年生の理科では、生物・物理・化学・地学の4分野を、入試に向けて総合的に学び直します。

各単元は小5までよりも大きくまとめられており、単元ごとの知識を確認するだけでなく、実際の入試問題を意識した演習が増えていきます。

確認問題の段階から入試問題を意識したつくりになっているため、小5までのように「基本パターンを丁寧に何度も練習する」時間は少なくなります。

だからこそ、小5までの内容がどれだけ身についているかが非常に重要になります。

🌿 生物(動植物の生態・からだのつくり・分類など)

生物分野では、植物の仕組みや動物・人体のつくり、季節と環境の関わりなどについて学びます。

02 植物のはたらき①

03 植物のはたらき②

08 人体

26 人体総合

34 季節と生物

35 生物実験

木ノ下翔のワンポイント

小6の生物分野では、植物・人体・季節と生物など、これまで学んできた内容を入試問題に対応できる形で整理していきます。

生物は暗記分野と思われがちですが、近年の入試では単純な知識問題だけでなく、実験結果を読み取る問題や、理由を説明する記述問題も多く出題されます。

特に「植物のはたらき」「人体」「生物実験」は、知識を覚えているだけではなく、現象の意味を理解しているかが問われます。

知識に不安がある場合は、小5の植物・人体の単元に戻り、基本事項を確認しておきましょう。

 🧲 物理(力・電気・熱・光など)

物理分野では、光や音、力学、電気、熱の性質について学びます。

てこ・ばね・滑車・浮力・物体の運動・電熱線・電磁石など、中学入試で得点差がつきやすい重要単元が多く含まれています。

04 光①

05 光②

09 てこ

10 ばね

14 電熱線

15 滑車輪軸

16 浮力

17 熱と水蒸気

20 物体の運動

22 電磁石

23 LEDと手回し発電機

24 熱

27 力学総合

29 物体の運動

33 電気総合

木ノ下翔のワンポイント

小6理科で最も注意したいのが物理分野です。

てこ・ばね・滑車・浮力・電気・物体の運動などは、入試で頻出するだけでなく、問題ごとに条件整理が必要になります。

小6の教材では、単純な基礎パターンだけを繰り返す機会は少なくなります。そのため、少しでも「この単元は怪しい」と感じた場合は、小5のデイリーサピックスに戻って基本パターンを確認することが大切です。

小5で学んだ典型問題が身についていない状態で小6の総合問題に取り組むと、解き方が定まらず、時間ばかりかかってしまいます。

小6の物理は、量をこなすだけでは伸びません。間違えた問題について、「どの条件を使うべきだったのか」「どの基本パターンにつながるのか」を必ず確認しましょう。

🧪 化学(燃焼・水溶液・気体)

化学分野では、水溶液の性質、気体の発生、燃焼の仕組み、そして中和や溶解度などの化学計算について学びます。

01 気体と水溶液

06 燃焼

12 中和

19 溶解度

28 化学計算①

32 化学計算②

木ノ下翔のワンポイント

小6の化学分野では、知識だけでなく計算力も求められます。

水溶液・気体・燃焼・中和・溶解度はいずれも入試頻出単元であり、表やグラフを読み取る問題、条件を整理して計算する問題として出題されます。

特に中和や溶解度は、基本の考え方があいまいなまま進むと、応用問題で手が止まりやすい単元です。

「解説を読めばわかるけれど、自分では手が動かない」という場合は、まだ基本パターンが定着していない可能性があります。

その場合は、小5の水溶液・溶解度・気体の発生の単元に戻り、典型問題を解き直すことをおすすめします。

🌍 地学(地層・気象・天体)

地学分野では、天体、気象、地層、地殻の動きなどについて学びます。

太陽・月・星・惑星の動き、天気や気温の変化、地層や地震・火山など、スケールの大きな自然現象を扱います。

07 太陽と月

11 地層

13 星の動き

18 天気の変化

21 惑星

25 気象

30 地殻の動き

31 天体総合

木ノ下翔のワンポイント

地学分野は、知識とイメージの両方が必要な分野です。

天体では、太陽・月・地球・星の位置関係を図で考える力が求められます。気象では、気温・湿度・雲・雨の関係を理解しておく必要があります。地層や地殻の動きでは、時間の流れや地球内部の動きをイメージする力が大切です。

小6では、これらの内容が単独で出るだけでなく、グラフや図を読み取る問題として出題されることも増えていきます。

地学は一度苦手意識を持つと後回しにされがちですが、基本事項を整理すれば得点源にしやすい分野でもあります。

天体・気象・地層は、図を描きながら確認する習慣をつけておきましょう。

SAPIX小6理科の教材構成

SAPIX小6理科では、各単元が大きくまとめられ、中学入試に向けた総仕上げの形になっています。

確認問題の段階でも入試問題を意識した構成になっており、小5までのように基礎パターンだけを丁寧に練習する機会は少なくなります。

そのため、小6のデイリーサピックスを進める中で少しでも理解が怪しい単元が出てきた場合は、小5のデイリーサピックスに戻って確認することが重要です。

小6からSAPIXに入った場合は、予習シリーズ小5などを活用して、基本単元を補強するのも一つの方法です。

小6教材だけで全てを完結させようとするのではなく、「小5内容に戻る判断」ができるかどうかが大切になります。

家庭学習で意識したいこと

SAPIX小6理科は、毎週の分量がかなり多くなります。

さらに、ウィークリーサピックスや各種テストもあり、家庭学習の負担は一気に大きくなります。

そのため、すべてを完璧にこなそうとするよりも、先生から指示された問題を優先し、取り組むべき問題を確実に進めることが大切です。

ただし、量をこなすことだけに意識が向いてしまうと、問題をなんとなく解くだけになってしまいます。

小6で最も避けたいのは、次のような悪循環です。

問題量が多い

とりあえず解くだけになる

間違い直しが浅くなる

同じ単元でまた間違える

さらに時間が足りなくなる

この流れに入らないように、間違えた問題は必ず確認し、「何を理解していなかったのか」を明確にしましょう。

小5内容に戻ることを恐れない

小6になると、「今さら小5に戻っていいのか」と不安になることがあります。

しかし、理科では小5内容に戻ることは非常に大切です。

特に、ばね・てこ・浮力・電流・水溶液・気体・天体などは、小5で学んだ基本パターンが入試問題の土台になっています。

小6の問題で手が止まる場合、原因は小6内容そのものではなく、小5の基本パターンがあいまいなことにある場合も多いです。

怪しい単元を見つけたら、早めに小5教材へ戻りましょう。

戻ることは遠回りではありません。むしろ、入試に向けて最短で立て直すための大切な作業です。

木ノ下翔からのアドバイス

SAPIX小6理科は、中学入試に向けた総まとめの1年間です。

各単元が大きくまとめられ、確認問題の段階から入試を意識した問題が増えていきます。

そのため、小6では「量をこなす力」だけでなく、「何を復習すべきかを判断する力」が重要になります。

問題をなんとなく解き続けていると、理解が浅いまま進んでしまい、後から大きな負担になります。

大切なのは、毎週の課題に取り組みながら、間違い直しと復習にしっかり目を向けることです。

小6の理科は大変ですが、ここで一つひとつ確認を続けることで、入試問題に立ち向かう力が育っていきます。

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